第1波の後の市内の感染者数が2074-6378名と推定、報告人数 の90-277倍

第1波の後の市内の感染者数が2074-6378名と推定、報告人数 の90-277倍

東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科国際健康推進医学分野の藤原武男教授らとインターパーク倉持呼吸器内科の研究グループは、宇都宮市の住民基本台帳から無作為抽出した1000世帯2290名に対して、新型コロナウイルスの抗体検査を実施しました。
この調査の結果、第一波の後の宇都宮市内の感染率が1.23%であることが明らかになったため、人口518,610人(2020年6月1日時点)の宇都宮市の感染者数は2074-6378名と推定されました。これは第1波の期間における感染者報告数23人を大幅に上回る数で、実際にはその90-277倍の感染者がいた可能性が高いことが明らかになりました。この調査により、第一波の後には、人口の大部分は感染していないことが明らかになりましたが、把握している感染者数は真の感染者数よりかなり少なく、より広範囲に居住している可能性が示されました。